歯周病とは

歯を失う主な原因である「歯周病」。
健康な歯をできるだけ残していくためには、日常の歯周病ケアがとても重要です。

歯にこびり付いたプラークや歯石から、歯周病菌が毒素を排出して、歯ぐきに炎症を起こして歯の土台となっている骨を溶かしてしまう病気が歯周病です。歯を失う原因の41.8%は歯周病と言われています(2005年3月「永久歯の抜歯原因調査報告書」(財)8020推進財団調べ)。早期治療・予防が重要ですが、自覚症状が少ないため、日常のケアと検診が重要です。

写真:歯周病・再生治療
歯を失う原因
2005年3月「永久歯の抜歯原因調査報告書」(財)8020推進財団調べ

歯周病セルフチェック

こんな症状はありませんか?

  • 歯ぐきからの出血が多い
  • 歯石が多い
  • 起床時に口の中がネバつく
  • 冷たい飲み物・食べ物で歯がしみる
  • 口臭が気になる
  • 歯と歯の間に隙間がある
写真:こんな症状はありませんか?

歯周病治療の方法

歯石除去

歯石の除去を行うことにより歯周病の予防ができ、虫歯のチェックもできます。定期的に除去をするだけで歯肉の腫れがかなり改善します。

写真:スケーリングキット
歯石を除去するスケーリングキット
写真:初診時
写真:治療後
費用
保険診療可。
リスク・副作用
特になし。

歯周外科

歯周病がすすんでしまうと、目に見える表面的な部分だけでなく、歯ぐきを切開して外科的な治療を行わなくてはいけません。歯周外科を行う前の段階で、日常的なケアによる予防が大事になります。

写真:歯周外科キット
歯周外科キット
写真:歯周外科
2本あるうち一本の根で歯周病が進んでいました。
写真:歯周外科
健全な根のみを残して治療します。
写真:歯周外科
同時に歯周外科も行いエムドゲインを用いています。歯周ポケットも完全になくなりました。
費用
保険診療可。エムドゲインは自費診療です。
リスク・副作用
特になし。

歯周病原菌検出用試薬

バナペリオは、歯肉縁下プラーク中のPorphyromonas gingivalis、Treponema denticola及び Tannerella forsythiaの3菌種がもつBANA分解活性(N-ベンゾイル-DL-アルギニルペプチダーゼ活性)を検出することによりこれらの存在を調べる体外診断用医薬品です。特徴・操作が容易で、診察室内で誰にでも簡単に測定ができます。

  • 5分間の反応で結果が出るため、診察中に結果を知ることができます。
  • 結果が目で見て確認できるため、患者への客観的説明が可能です。
  • 測定後の結果を長期間保存することができるので、経時的な変化を比較することが可能です。
写真:歯周病原菌検出用試薬

エムドゲインを使った再生治療

歯周病で失われてしまった歯周組織は、自然に復元することはできません。再生治療を行うことで、抜歯しなくてはならなかった歯の歯周組織を再生して、抜歯せずにご自身の歯を残すことにつながります。
具体的な方法として、「エムドゲインゲル」という薬剤を塗布することにより、幼少期に歯が生えてくる過程に似た状態を再現して歯周組織の再生を促進します。

写真:再生治療

エムドゲインゲルは、正確にはEnamel Matrix Derivativeといい、歯周外科時に歯根面に塗布するだけで歯周病で失った、歯周組織を再生させる事が多くの研究で証明されています。和田歯科クリニック 和田院長は、エムドゲインゲルの研究に長く関わってきました。大学ではそのメカニズムを研究し、成長因子とエナメル基質の複合体により、歯根膜、歯槽骨を再生させると考えています。

写真:エムドゲインゲル
写真:エムドゲインゲル
写真:エムドゲインゲル

歯周外科による失った歯槽骨の回復

写真:治療前
治療前
写真:治療後
治療後
費用
エムドゲインの治療は保険がきかない自由診療なので、治療費はすべて自己負担になります。
費用の相場は、1ブロック(すべての歯を6つに分けたブロックの1つ)で、50,000~150,000円くらいになります。
手術後は定期的な検診も必要です。
リスク・副作用
  1. 世界中の約40カ国100万人以上の治療実績がありますが、副作用の報告はありません。
  2. 禁忌・禁止:糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞などの動脈硬化の進んだ方。がんによる放射線治療を受けている方。ステロイド剤の治療を受けている方。妊婦や授乳中の方などの安全性は確立していません。

リグロスを使った再生治療

リグロスは「歯周組織再生医薬品」で、歯周病で歯周組織の再生に効果があり、歯を抜かずに治療が可能な薬剤です。歯周病で歯の揺れや痛みなどがある患者さんのご負荷を軽減することができます。保険治療が可能です。

写真:リグロス

歯科衛生士からのメッセージ

歯周病の治療には、セルフケア(歯磨き)とプロフェッショナルケア(歯科医院での歯石の除去)が欠かせません。
歯科医院でのケアだけでは歯周病はよくなりません。患者さんが歯磨きをしっかりと行うことがとても大切です。
和田歯科クリニックでは、機械を使って歯石を除去し、患者さんに合った歯磨きの仕方をお伝えします。

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和田歯科クリニックは、最新の診断・処置技術と継続的なメンテナンスで
歯の保存に向けたアプローチを全力で行っています。

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